金がない。それでも、人は腹が減る。時にはどんなに食べても満足できないときもある。陳列されている食べ物はお金を払わないと食べられない。しかし、不思議なことにたくさん食べるにはたくさんお金を払わなくてはいけないのです。一定のお金払ったらたくさん食べさせてくれたっていいじゃないか。なんて冷酷なシステムなんだ。
しかし、法と現実には従わなければならないので、分相応のものを食べるしかない。だけど、だけど……。
でも、江古田には優しい店がある。名を五十三家(いそみや)という。
無限の証明
50円を出せば、ごはんが無限お代わりになります。この時点で福祉。続いて、ラーメンは色々ありますが、普通のラーメンで十分に汁は濃厚でおいしいのでこれでいきます。あとは麺を食べ、ごはんもちょっと食べ、汁には手をつけません。そして、麵がなくなったら、ごはんに汁をかけたり、汁にご飯を沈めたりして食べます。これが基本です。
遊べるラーメン
味は濃厚な家系。豚骨がまろやかで醤油がきりっとした豚骨醤油。味はしっかりしている。それをただ胃を満たすために行くのはもったいない。ふりかけも店オリジナルののりたまみたいなのがあり、それの辛いバージョンもある。全てがうまい。胃を満たすだけに行っていたら心まで満たされるので、素晴らしい。食べ終わったころにはちゃんとおいしくて満足させてくれるものには見合った金額を払う気持ちが持てる。ちゃんと食べたらちゃんと払おう。