寝て食べる。それで人は生きていける。後は長めの散歩でもすれば十分。では、そのままずっと同じ生活をしていけるだろうか。みんな、それができてしまえば、現在のような発展はなかっただろうな。つまり、刺激が人間を人間たらしめ、進展を促していくのだ。闘争もその一つ。戦いは生物が生きるために必要なのだ。刺激足りてますか?
刀を持つ麺
ここの麻辣刀削麵は刺激そのものだ。食べるのだって戦いだ。しかし、その向こう側にあるゴマや香辛料の風味が他交換をもたらす。人はなぜ、戦うのか?戦いが避けられないことをこの刀削麺が物語る。備え付けのラー油もあるので、辛味が足りなければどんどんかけるといい。もっと闘争の深淵に向かおう。無造作に切られたっぽい麺もたまらない。肉の脂と香辛料の脂が胃を包み込む満足感が半端ではない。まさに生きている実感がある。飼われた家畜になっていいのか。喰らう獣であれと麻辣刀削麺は語りかけてくる。血液の大半は胃に巡るころ、そんなメッセージが聞こえてくる。
戦いの果てに
牛肉が乗っかったメニューもあるので、それもおススメだ。それを頼んで大盛にした友人はなかなか食べ終わるのに苦戦していた。今の生き方でいいのか問われる一品だ。
ちなみに私は辛い物をつまみにしすぎてしまったせいか辛味が効かなくなってしまい、刀削麺のメッセージも聞けなくなって、俺の麻辣刀削麺はすっかり無口になってしまっている……。