この記事は、2023冬コミ C103 “Siri様”の寄稿記事です。
目次
はじめに
今回は、バリバリの文系てある筆者が、日本を代表するテクノロジー総合展の「CEATEC」の来訪レポートてある。
筆者について軽く説明する。筆者は人文学部所属で西洋美術史を専攻している、バリバリの文系てある。ただ独学でデータサイエンスを勉強しているため、多少はテクノロジ一分野を知っている程度の人間である。
というわけで、早迷2023 年のCEATEC レポを書いていく。
CEATEC とは?
CEATEC は日本を代表するテクノロジー総合展であり、毎年10 月に開催される。有名企業から、大学、スタートアップまで幅広い。
CEATEC はその年の技術のトレンドが反映される。
今年は生成AI を使った似たようなアイデアか多く、「これさっき見たな…」が多発した。そのなかでもエンタメ系を中心に面白いものがあったので、いつか紹介する。
音楽✖️生成AI
「brAlnMelody」(ブレインメロディー)は生体信号をAIで分析し、自動で作曲、またプレイリストから選択し流してくれる、音楽生成ソリューションてある。
作曲家の未来は果たしてどうなるのだろう…上手くAI を活用する作曲家が残っていきそうだか。
開発元はクリムゾンテクノロジー株式会社てあリ、brAlnMelodyは大阪大学との共同開発である。更にこの会社は、voidol (ボイドル)というものも開発している。
ご存知の方もいるのではないだろうか、自分の声をAI によって解析し、自由に変化させるソリューションてある。
筆者も体験したが、マジで自由度が高い。顔・声出しなし実況が更に盛んになリそうだ。
あとこの会社のオリジナルキャラクターてある「音宮いろは」がかわいい。
みんな検索してくれ、かわいいぞ。
生理 ✖️ loT
このレポートを書くと決めたときから、絶対にこれは書きたいと思っていた。
それは女性にとってとても重要で、けれども軽視されがちなことである。
SHARPでは生理用品 ✖️ loT として、生理用ナプキンIoTディスペンサーを開発した。これは機械に手をかざせば、中から生理用ナプキンを利用できる。
この機械は予想もしない生理が来てしまったとき、また災害なとの緊急時に利用てきるようにと開発されたという。
会場にいた担当スタッフに話を聞くと自治体レベルて現在試験的に導入され始めているという。主に高校、大学、企業、自治体の施設なとに設置され、特に高校や大学て高い評価を貰ったという。
それはそうだろう、「もしあれば…」「何で持ってなかったの…」そんな焦りや不安を解消してくれるのだから。ナプキン1 枚で安心できることかあるのだから。
今後もとことん導入していく予定だという。ぜひ日本中に広まってほしい。
パートナーロボットUnibo
unibo (ユニボ)は機械学習により家族、個人の特性や嗜好を記憶し会話してくれる、次世代型ソーシャルロボットである。開発元はユニロボットというベンチャーである。
まさに自分のパートナーロボットが爆誕するわけである。人間の隣に当たリ前にロボットがいる……そんな時代が近づいている。
人間は人間と仲良くしたほうかいい、などとは思わない。人間に寄リ添うパートナーはロボットてある、そうも思わない。ただ、人間が心を許して会話をする相手には何が必要なのか、その点を考えるべきだろう。
量子鍵暗号
東芝では個人的に関心を寄せている量子鍵暗号の展示があった。
量子鍵暗号とは現在使われるRSA暗号の代わリとなる暗号化方法である。現在のRSA暗号は量子コンピュータの登場により有効な暗号てはなくなる。その代わりとして提案されている暗号の1 つが量子鍵暗号である。
この暗号は理論上ハッキングを探知することか可能であり、絶対に破られないとかなんとか。
この量子鍵暗号は現在国レベルでしか試験的導入か行われてないが、今後民間にも普及してくるであろう。
実際に使ってみないと分からないことが多く、また理論上破られないなんて話が本当にそうなのか私は疑問に思っているがとにかく導入を進めて我々の通信の安全性を高めて欲しい。
VR の可能性
VR360° シミュレータ
それはVRを着け、且つ回転する椅子の上で様々なシミュレーションを行えるのだ。
会場では実際に体験がてきるとのことで整理券か発券されるほどの人気だった。
私は体験できなかったか、体験者の様子を見た。
マジで容赦ない。本気で楽しませにきている。
シミュレーション内容は幕張のデジタルツイン空間てエアレース体験というもの。飛んだり、水中にダイブしたりするが、滑空時は回転しまくるわ、前後左右一回転するわ、ダイブする際に反動か凄いわ、めちゃめちゃ楽しそうである。
シミュレータとしてだけてなく、ゲームとして民間に普及してほしい。
ゲーセンに置いてほしい。それか新感覚映画体験とても銘打って体験させて欲しい。
VR のAI音声対話アバターAOI
会場ではVR のAI音声対話アバターなるものをも体験した。名前はAI Avatar AOI。開発元はアドバンスド・メディアである。
VR をつけると、そこには美少女が。
AOIちゃんというらしい。この美少女が自分の話した内容を聞き取って生成AIの技術によリ臨機応変に会話してくれる。
なので私はこんな質問をした。
「宇宙に端はありますか?」
…今、振り返っても何故こんな質問をしたのだろうか。そんな無茶振りに美少女はこんな回答をした。
「複数の学説がありますが、宇宙に端があるかどうかは疑問視されています。他の学説では~」
なんて健気な美少女なんだっっっ! ! ! !誰か私を殴ってくれ。丁寧かつ的確な回答だ。
「いいサービスだ」
私は絶対的な確信を得て、そっとVR器具を外した。これはクレームも減るんじゃないか???
さいごに
CEATEC は日本の最先端テクノロジーの展覧会であり、且つテクノロジーの活用について一般人が知識を深め、考えることがてきる場でもある。
流れの中で我々は適応していき、生き残るしかない。しかし適応していくなかで抱いていた疑問を忘れてしまう。その疑問は大事に残しておくべきだ、流れに適応するのが生存において正しくとも社会にとって良いことかは分からないからだ。この記事は私の疑問点を書き留めておくのに役に立った。
これからも私はテクノロジーの動向を見続け自分なりの接し方を考えていく。流されたまま思考停止するのてはなく、流木を掴み、そこから流れ全体を見ることが、私なりの流され方だ。(執筆・制作: Siri)