この記事は、2022春 マニアフェスタ 寄稿記事です。
一部誌面を再現できていない箇所あります。
放置ゲームとは?-定義
主にスマホゲームでコマンドを入力したら、画面を閉じて一定時間経つとゲームが進行しているものを本稿では指す。
一般的に放置ゲームというと色々種類があり画面を開いたままで自動進行するものも放置ゲームと言われるし、ある程度は操作をしないと進まなくなるものもある。
が、本稿については基本、画面を閉じても進むものを紹介する。
なぜ筆者が放置ゲームに惹かれるのか
筆者はソシャゲーをやるには飽きっぽく、ズボラすぎて忙しいと触らなくなってしまう。それでもゲームはやりたいため、なんとかして探した。いっそ放置しても進むゲームがいいと思ったところで、出会ったゲームジャンルがこの放置ゲームというやつだ。
ゲームというより植物を育てる感覚に近い。
実際、ひたすらマリモを育てるゲームもある。RPGから経営シュミレーションもあり、疲れた現代人のささやかな癒しとなる。
放置ゲームの具体例 ダンジョン系 育成系
例えば、ダンジョンに向かわせて、画面を閉じてしばらくするとダンジョンを攻略していたりして、そこで強くなったらまた次のダンジョンに向かうのを繰り返すというのがそれに当たる。
他にも育成系のゲームもある。その観点から言えば、たまごっちも放置系ゲームの古参と言えるのかもしれない。
またPCではクッキークリッカーが有名かと。
おすすめ放置ゲーム
スマホアプリゲーム – おすすめの放置ゲーム
冒険者ギルド物語
放置ゲームの先駆者的ゲームでもあるのが、この「冒険者ギルド物語」である。
ドラクエのルイーダの酒場のようなところがあり、そこで仲間を雇い、装備を整え、ダンジョンに挑ませて、強化をするという手順を繰り返すのがメインのゲーム。
進んでいくと、ただ金をかけても、時間をかけても進むことができず、スキルや装備の組み合わせ、職
業選択や編成など戦略を考える必要も出てくる。
どうしても攻略できなかった壇上を踏破した時の喜びはこの上ない。
ストーリーも凝っており、世界観にも浸れる。
また続編も出ていて、こちらはこの世界ができる前の話となっている。
システムも強化されていて、冒険者の経験が試される。
また続編も出ていて、こちらはこの世界ができる前の話となってい る。システムも強化されていて、冒険者の経験が試される。
作者HP :http://guildstory.netgamers.jp/guild1/
僕の魔界を救って!
こちらも放置ゲームでは有名で冒険者ギル ド物語よりも少し古い。悲劇の魔王に共感し ながら進められる、おすすめの一作。
ねこあつめ
紹介するまでもなく有名な放置ゲーム。オブジェクトを置き、猫を呼び寄せて、図鑑を埋めていく。
オブジェクトによって仕草が違い飽きが来ずにひたすら癒される。また図鑑に載せるショットに悩ん
だりして、いい感じの瞬間が撮れたりすると思わず顔が綻ぶ。
猫とサメのいる街
ねこあつめは多くのアプリ製作に影響を与えた。このアプリもそのひとつだ。3Dになっているし、街が舞台なのだが、何故サメ‼︎⁇作者のノリもコメディとかではなく真面目な分、違和感が拭えない。多分、サメの3Dオブジェが余ったので使ってみたとか…(そんなことある?)
アルパカにいさん
ねこあつめの影響とは絶対に考えたくい一作。とりあえずゲーム内容はアルパカを攻撃する、吸収する、ただそれだけ。
また復活するところが放置ゲーム要素だ。謎しかない。
勢いだけで作られたゲームとしか考えられないが、グッズ展開もされており、当時の名作放置ゲームであった。何だか進化して、図鑑が埋まるが、それを読むとストーリー性が感じられる。
いや、文化系男子高校生のノリを感じたわ。
異世界商人生活!!
経営シミュレーションはこのジャンルでは珍しくないが、特に最近やったもので夢中になったのが本作
である。
冒険などで仕入れて、店で売るのを繰り返す。仕入れや販売はアプリを閉じてる間に行われるというのが、よくある放置経営なのだが、このゲームは複数の町で商売をし、取れる物もそれぞれ違う。旅費もかかり、盗賊の対策、教会の加護、合成など要素が多い。
労力が多く、稼ぎも特段増えるわけでもないので、レビューは辛口になるが、やり方を見つけると稼ぐシステムが構築できるので、試行錯誤を繰り返せるやり込めるゲームではある。
はじまりの村
上記と同作者が過去に製作したアプリ。
RPGあるあるの始まりの村を舞台としており、商売を経て、村を発展させていくゲームである。
過去作ということもあり、こちらの方がシンプルな作りをしている。
やり込むというよりは暇つぶしとしてちょこちょこやるのに適しているだろう。
また放置ゲームが向いてるかどうかを試すにはちょうどいいゲームと言える。
2周目の追加要素はあまりなくて、人によっては1周目の苦労が無に帰して辛くなってしまうので注意だ。
魔女狩りの塔
自動進行のタワーディフェンス系のゲームで敵を最上階まで行かせずに全滅させれば、勝利となる。
次ステージへの進行は手動になってしまうもののストーリーを進めれば、敗北するまで自動で進められるようになる。
こういったクリアとともにキャラが育成されるだけではなく、システムも追加されると非常にやりがいを感じ、個人的には嬉しい。
時間をかけさえすれば、合成して仲間を強くできるが、最終的な合成はランダム要素が加わり、計画通りに強くならず、試行回数を重ねていく必要がある。
ストーリーは人と魔物の間に生まれた魔女が人間の侵攻を食い止める話。
この世界の人間がなかなか横暴でもう何もしていない魔物を一方的に攻めて滅ぼしていく始末。ストーリーを進めていくと、人間がなぜそのような行動を取っているのか、一体、首謀となっている人物は誰なのかが明かされ、つい続きが夢中になり、放置しきれなくなってしまう。
また主人公の魔女レムリアが本当に悲劇のヒロインであり、ストーリーも悲しく辛いので、感情移入をしてしまう。キャラがいい味を出していて、妄想も捗る仕様となっている。
アルテスノート
王道の放置系RPG。インターフェイスも良く、ストーリーも昔のファンタジー小説のように読み解き甲斐がある。
運営もしっかりしているため、今後も楽しみな放置系RPGの期待のルーキーである。
ゆるヤミ彼女と100万件のメッセージ
最後にお届けするのがこちら。
スコアを増やし、アイテムを入手し、またそのアイテムでスコアを増産するのを繰り返す放置ゲームはよくあるが、その中でも意表をつくアプリ。
完全にコメディなのだが、あまりにもかわいくて異常すぎるあまり、ヤンデレ要素を感じず、終始、にこやかに彼女の様子を眺めてしまう。
狂気の愛で増えていく異常行動は本当に常軌を逸しており、むしろ関心すらしてしまう。というか、そ
の行動にかかる費用はどこから出せるんだ?いや、なんでそんなこと思いつくんだ。
でも、イラストと3D表現された彼女の愛くるしさにその全てがどうでもよくなる。
さらに関西弁バージョンもあり、この作者なかなかよくわかってるなぁと思った。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
放置ゲーム自体に馴染みのない方は知らないゲームも多かったかと思います。
ソシャゲーに疲れた、暇つぶしのソシャゲーの暇つぶしのゲームを探してるといった方には参考にしてもらえたらありがたいなと思います。
ここに載せきれなかったものの中にはwiki必見の難易度の高いアプリもあり、探すとなかなか奥が深いです。またインディーズならではアルパカやゆるヤミなどのようなとんでもゲームもあります。
検索すると思ったよりたくさんあり、人間の発想の可能性を感じさせられます。
放置できるので起床後と起床前にちょっとやるだけでもゲームが進むので、健康にもいいです!
(健康とは無関係)